介護には自己肯定感が必要|介護で疲れる前に知ってほしいこと

介護に必要なもの、それは自己肯定感です。

子どもだから、家族だから、嫁だから、『やって当たり前』。親を満足させれなかった。自分じゃ力不足、介護という大切な人のお世話は時に大きい負担になります。

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(この記事の内容は、公式Youtubeチャンネル「あなたの介護問題」の配信をもとに記事化しています。音声でお聞きになりたい方は、こちらのYoutubeをご覧ください)

日々の介護に「心に余裕」を持ち続けることは出来ていますか?

私はこれまでに3人の介護を経験してきました。叔父と叔母と私の父です。叔父は専門家に預けられている安心感もあり、好きなものを食べ、好きな場所で最後を迎えられました。しかし、私自身が育児や仕事に追われながら行っていた叔母の介護は心から余裕が失われ、周囲からの理解もえられなかったことで、精神の不調から家庭に不和が怒ったりと、とても辛い物でした。

それはきっと、周りからの声や強迫的な義務感による全力投球の結果だったと思います。

実の父の介護はこれまでの経験もあり、サービスの活用もしながら心に余裕をもって臨めました。しかし、自分の父親ということもあり、昔の父を知っているだけに、元に戻ってほしいという思いもあり、回復を強く望み、父を追い立てるような言動をしてしまうこともありました。

私の『してあげている』という態度も父の威厳を傷付けてしまっていたのかもしれません。みなさんは親子喧嘩をせずに介護できていますか。『自分はよくやっている』と思えていますか?介護には自己肯定感が必要です。

自分自身に「余裕を持つ」心がけ

自己肯定感がないと鬱になりやすいといいます。相談相手がいなかったり、先の見えない介護が続くことが原因としてあります。無気力感や自己否定よいった物がうつ病のシグナルです。親との関わりにおいて満足させられず『自分は無力だ』と思いこんだりする感情は捨てましょう。

医師や専門家に頼ることで心の余裕を持つことが必要です。心や体に余裕持つことで親と良い関係を保つことで自己肯定感を持つことが大切です。私も遠距離介護の最中です。ぼやいたり自分を褒めたりして、親に感謝の気持ちを表現しつつ親のラストステージを見届けたいと思います。

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