Uターンに関する意識調査-第1版 

2020月2月初旬、
18歳から25歳を対象にした「Uターンに関する意識調査」を実施しました。
347通ものご回答いただきました。ご協力くださいました皆様、有難うございました。
本日は、衝撃的な結果報告をいたします!!!

ちょうど私の子ども世代がこの年齢に当てはまり、ママ友のネットワークも活用いたしましたが、
皆さん口々に「うちの子どもはどんなふうに答えてた? 知りたいわ。」とおっしゃいます。
そうなんです!!!
我が子には「アナタの人生だから自由にしたら良いわよ。」と言っているにも関わらず、
実は心配しているのも事実。
回答者の名前など特定できるものはありませんので、個別にお応えすることはできませんが、
今どきの若者がどのようにUターンのこと、親の介護のことを考えているのかをご覧いただけたら幸いです。
きっと・・・・、お子さんとの関わり方、ご自分の老後の心構えなど考えていただく材料になるかと思います。

調査名: Uターンの意識調査

調査目的: 若者が都会に一極集中してしまう意識を調査することにより、地方の行政の在り方、コミュニティーの在り方を考えるための指標にします。。
労働人口の減少が社会全体の問題であり、年間約10万人もの介護離職者が出ています。
また、出生率の低下により家庭内における介護にもたらす影響は大きい状況です。
家族や介護保険適用のサービスだけでは介護を円滑に行うことは難しく、地域コミュニティーの活用も必要か否かを検討する材料にします。

調査期間: 2020年1月30日~2020年2月3日

調査対象: 高校卒業をした18歳以上25歳以下

調査方法: SNSを使い全国に向けて無作為に発信 Facebook、Twitter、LINE

調査実施者: N.K.Cナーシングコアコーポレーション合同会社 神戸 貴子、鳥取大学1年  森田 恒志郎

1.アンケート回答者の性別、きょうだい構成、社会的地位、現在の居住地を訊ねました。

2.回答者に将来Uターンすることを考えているか訊ねました。

3.設問2において、「Uターンしたくない」と答えた回答者にその理由を訊ねました。(複数回答可)

4.回答者に親の介護についてどのように考えているかを訊ねました。

まとめ

今回は高校を卒業した後、25歳までを対象とした「Uターンに関する意識調査」を実施しました。

学生から多くのアンケートがえられました。

現在、出身地から県外に転居したものが70%を越えているものの、「将来Uターンしたい」と思う者は54%と半数を超えています。
Uターンしたくない理由(複数回答)で一番多いのが、「魅力的な仕事がない」が45%、
次に続くのが「親や親戚の介護の負担を感じる」、
「買物が不便」、
「遊ぶ場所がない」が続きます。

介護に関する質問を掘り下げて「親の介護をどのように考えていますか」という質問を設けたところ、「親の判断に任せる」という回答が42%を占め、
次に「考えたことがない」が21%、
「親の介護に関わりたい」18%でした。

考察

経済的に親の扶養内で生活をしていると思われる学生からの意思調査がほとんどであり、自分自身を中心に考えた意見であると考えられました。
今後、その子ども自身が抱える家族や仕事との両立についての意識の変動を観察していくと、更に社会的問題の根底が見えてくると考えられます。

現時点で将来Uターンを希望しない者が46%いますが、その理由の中に親の介護に負担を感じている者が17.5%占めています。
就業する前から介護に関して不安を抱いており、その不安を軽減させる環境整備に取り組んでいかなければ、家庭や地域における介護の担い手が益々不足し、地域に残る高齢者ならびに現役世代の心身的負担が重なることが想像できました。

2020年3月1日より、「Uターンに関する意識調査 第2版」を開始しております。
この度はもう少し上の世代の26歳から35歳の方にご協力いただきたと準備しました。
現在同居されている方も是非ご協力ください。
地方や高齢世帯の今後の在り方を考えるためのエビデンスになればと思います。
30年から40年後の日本。私たちが受けたい介護や社会インフラはどのようになっているのか。そのカギを握るのはこれからの日本を作る若者の方たちの意識だと考えています。

N.K.Cナーシングコアコーポレーション合同会社
代表 神戸 貴子

わたしの看護師さん

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