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自らも老後の心構えを

 

お一人暮らしの利用者様が自宅内で転倒をし身動きが取れないと緊急依頼がありました。
電話の向こうではパニックになってしまい、こちらの質問にも答えられない状態になっています。

単なる転倒による打撲なのか、骨折なのか、頭部を殴打し意識レベルが低下しているのか、
糖尿病の持病があるため血糖コントロールができていないのか・・・・。

色々な不安要素を考えながら、利用者様のお宅に駆けつけました。

床に座ったまま、立ち上がれないと大騒ぎをされています。
血圧測定をしながら外傷はないか、意識レベルが下がっていないか、体の動きに左右差が出ていないかなど、
同時にチェックをし、問題ないことを確認しました。

先ずは膝をついて、手すりを持ちながら立ち上がるように説明をします。
しかし、言葉が通じないのです。
パニックになっているあまり、ご自分の「動けるだろう」という思いと、体の動きがついてきません。
更に焦りが募っていき、声が大きくなっていきます。

この利用者様、アキレス腱や靭帯などを痛めた既往があり、
足首の可動域が狭く、両膝が曲がりません。
移動介助の原理を意識し、相撲のような取っ組み合いまではいきませんが、
かなり汗をかきながら対応しました。

通常女性一人でこの大柄の男性を起こすことは不可能と思われるくらいの大きさでしたが、
今までの経験と意地でどうにか椅子に座っていただくことができました。

数年前、この利用者様は今回と同じようにご自宅で転倒され、
ご親戚にSOSのコールをされたそうです。
その時、ご親戚はどのように大柄の男性を動かしてよいのか分からずに救急車を呼ばれたそうです。
それからこの利用者様はご自宅でのお一人暮らしは危険だろうということで希望もしない入院と施設入所暮らしをスタートされた経緯がありました。

ここで、感じることは、
その当時駆けつけたご親戚に、大柄の男性を起こす技術があれば、
倒れた男性を見て、救急か救急ではないかという判断ができれば、
住み続けたいご自宅の生活が継続できましたし、
無駄な医療費を支払わずに済んだのではないかということです。

介護は突然やってくることもありますし、
少しずつ老化が進んでいき、介護に繋がることもあります。
この少しずつ老化が進んでいくことに対処するために、
家族やご近所さんが学びやすいための環境があれば良いなと考えます。

また、これから高齢者の「お一人様」は増えてまいります。
常に介護をしてもらうというスタンスで老後を迎えることではなく、
自ら緊急事態に対応できる知識や体制を作るという準備も努力していかれるべきと考えます。

今日の緊急対応を通して、
ご担当のケアマネージャーさんにフィードバックをしてみました。
利用者様にご自分で床から立ち上がることができるようにするためのリハビリメニューを追加してほしいこと、
自宅内を移動されるときに利用される歩行器の大きさや安定感を評価した方が良いことを。

それにしても、今日のご利用者様は大けがもなく、
今までの生活を続けることができます。
利用者様の安堵された表情を見て、心から良かったと私自身も嬉しく思いました。

原則、介護保険適用のサービスですと、介護職員の緊急対応はできないことが多いです。
ご近所にご家族や頼れる人がいらっしゃらない場合に備えて、
介護看護の専門家集団が全国各地に広がっております。
お困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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