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天涯孤独という男性の叶えたい夢

 

以前ご利用になっていた男性の話です。

 

この男性は入院先の病院から電話をかけてくださいました。
「僕にはお見舞いに来てくれる家族もいなければ、医療知識もない。
長生きしても仕方がないと思っていた矢先に治療を施され、どうしたらいいか分からない。」

さっそくスタッフと共に面会に行きました。
この男性の要望は以下の通りです。

 

「人工透析が始まり、食事もスケジュールも活動も不自由な身になってしまったから、
一緒にあらゆるところに連れ出してほしい。
金銭管理も自分で行うことは難しくなったから、安心できる方法を教えてほしい。」

まず対応したのは後見人制度が使えないのだろうかということ。
すぐに行政書士に相談をし、面談設定をしました。
その後、任意後見制度の手続きのために公証人役場にお出かけになるわけですが、
私たちは車いすを押して手続きの場所までお連れしました。

 

次に人工透析に対する治療の意義を共に理解するために、
面談の際には治療の必要性、注意点などを説明していきました。
結局のところは「(治療が始まったからには)仕方がない」の言葉しかいただけませんでしたが、
自暴自棄にならずに少しでも穏やかに過ごしてほしいことをお伝えしました。

 

最後に「ガールフレンドに会いたい」の夢を叶えること。
入院前から思いを寄せ、お弁当をたびたび差し入れしていた女性に対して、
自分が急に目の前から消えたことに関して心配をしているだろうから挨拶に行きたいということでした。

 

一緒に百貨店に出かけ、
彼女が好きだったお菓子を買い求め、
彼女に届けに行く・・・・。

 

足が丈夫ならいつでも会いに行かれたでしょうに、
車いすに乗るのが精一杯の状況です。
私たちが体調に気に留めながら町中の段差を乗り越えて彼女の勤務するお店に届けに行きました。

 

今まで不機嫌そうだった男性の顔が一変して幸せそうな笑顔に変わりました。

 

 

「これで思い残すことはないかなー。」

 

 

それから1週間後、男性は心筋梗塞でなくなりました。
男性が気がかりだったことを解決するお手伝いができました。
このお手伝いという行為は公的保険外のサービスだったからこそ実現できたと思っています。

 

今までの家族のカタチと違い、
全ての介護を家族の中で行うことは難しくなりました。

好きなものを食べたい、
思い出の場所に出かけたい、
あの人だけには会いに行きたい、
亡くなった後の財産の処理をどうしたらいいのか、

私たちは専門家として寄り添うことが可能です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

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